バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

映画館の大スクリーンで観たい、シシリー・タイソンの "SOUNDER"

 

マーティン・リット監督の1972年作品。

 

これはですね、家庭ではなくて

映画館で観たほうがいいですね。

いかにも正統派の映画なんですが

日本ではあまり知られていませんね。

アメリカではアカデミー賞4部門、ゴールデングローブ賞2部門にノミネート)

 

 

舞台は1930年代のルイジアナ州

小作農のポール・ウィンフィールドが

微罪で捕まってしまい、一年間の労働キャンプ送りに。

 

 

お父さんが不在のあいだ

お母さんと三人の子供は

必死に働きます。

 

 

様々な差別を受けながらも

彼等に救いの手を差し伸べる白人も居ます。

苦難の日々ののち、

お父さんが農場に帰ってくる日が来たのでした・・・

 

 

景色が雄大なんですね。

サトウキビや綿花の畑が

どこまでも続いている。

 

音楽を担当したのは独特の個性で知られる

タジ・マハール(こちらもグラミー賞にノミネート)

ちょい役で本人も登場しています。

 

 

お父さんのポール・ウィンフィールド

長男で出番の多いケヴィン・フックス

共に好演。

 

 

学校の先生役のジャネット・マクラクラン

落ち着いた佇まいが印象的。

 

 

しかしなんといっても

お母さんに扮するシシリー・タイソン

存在感がすべてですね。

もう目力が違います。

 

小柄でスリムな人ですけれど

画面に登場するだけで

映像が引き締まる感じです。

 

 

ちなみに1980年代には

ジャズの帝王マイルス・デイヴィス

結婚していました。

(二人並ぶと半端ないオーラですね)

 

(マイルスのアルバムカバーにも登場したことあり)

 

映画の方は

ちょっと綺麗に作り過ぎているかな

という感じがしますけれども

家族揃って鑑賞できる

良作であります。

 

"SOUNDER"    Trailer

www.youtube.com