バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

13日の金曜日とはまったく関係ないパロディーホラー、"SATURDAY THE 14TH"

 

タイトルバックは

満月に遠吠えする狼

ひとしきり吠えた後、コンコンとむせてしまいます。

 

おっ、これは楽しめる映画かなと思いきや

 

 

その期待は見事なまでに裏切られるんですね。

 

いわくつきの荒れ果てた屋敷に

引っ越してきた4人家族が

怪異現象に見舞われるという

ありきたりの筋立てです。

(夫婦の二人は実生活でもパートナーのリチャード・ベンジャミンとポーラ・プレンティス)

 

 

こういうのは

思い切り笑わせてくれないとダメなのですが

いまいちキレが無いんですね、全編にわたって。

 

(おめえら、すぐに皆殺しだ!と窓に書いてありますね)

 

過去の有名ホラー映画のパロディーシーンを

散りばめてありますが

特にどうということもなし。

 

長女役のカリ・マイケルセンが

お約束の「露出サービス」パートを担当しています。

 

 

登場するモンスターは

円谷プロ系のテイストですね。

 

 

はっきり言って

Bにも届かず、C級ど真ん中で

アメリカでも日本でも

評論家からの受けはボロボロだと思うんですね。

こういった路線が好きなマニアックな層に限定しても

日本人には受けないんじゃないかなあ。

 

しかし欧米人だと、好きな人も意外に居るかな?

100%脱力している映像を

200%リラックスしながら笑い飛ばす感覚。

(日本人って真面目だから、どうしても ”見どころ” を探しちゃうんですよね)

 

 

7年後に同じ製作者、監督、音楽担当で

続編が作られてるんですが

これもね~

クリーチャー度、お色気度が

ダダ下がりになっていて、見続けるのが更にしんどい・・・

(キャリアの長い俳優さんが何人か出てるんですけども)

 

ドリフターズのコントじゃないんだから・・・「もしもこんな幽霊屋敷があったら」とか。多分そっちのほうがずっと面白いと思いますよ)

 

"Saturday The 14th" (1981)   Trailer

www.youtube.com

 

"Saturday The 14th Strikes Back" (1988)   Trailer

www.youtube.com

 

一作目のカリ・マイケルセンは

その後テレビシリーズに出ていたりしましたが

ティーンエージャーの時に

ショートフィルムへの出演作がありますね。

 

"Joy Ride-An Auto Theft" (1976)

www.youtube.com

 

教育啓蒙ビデオですね

(免許更新の際に見せられる動画のような)

 

しかし、お馬鹿な映画ですよ

なんて言いながら

結局あれこれ関連作まで

観ちゃってるんですよね

自分。

 

真のお馬鹿がここに居る・・・