タイトルバックは
満月に遠吠えする狼
ひとしきり吠えた後、コンコンとむせてしまいます。
おっ、これは楽しめる映画かなと思いきや
その期待は見事なまでに裏切られるんですね。
いわくつきの荒れ果てた屋敷に
引っ越してきた4人家族が
怪異現象に見舞われるという
ありきたりの筋立てです。
(夫婦の二人は実生活でもパートナーのリチャード・ベンジャミンとポーラ・プレンティス)
こういうのは
思い切り笑わせてくれないとダメなのですが
いまいちキレが無いんですね、全編にわたって。
(おめえら、すぐに皆殺しだ!と窓に書いてありますね)
過去の有名ホラー映画のパロディーシーンを
散りばめてありますが
特にどうということもなし。
長女役のカリ・マイケルセンが
お約束の「露出サービス」パートを担当しています。
登場するモンスターは
円谷プロ系のテイストですね。
はっきり言って
Bにも届かず、C級ど真ん中で
アメリカでも日本でも
評論家からの受けはボロボロだと思うんですね。
こういった路線が好きなマニアックな層に限定しても
日本人には受けないんじゃないかなあ。
しかし欧米人だと、好きな人も意外に居るかな?
100%脱力している映像を
200%リラックスしながら笑い飛ばす感覚。
(日本人って真面目だから、どうしても ”見どころ” を探しちゃうんですよね)
7年後に同じ製作者、監督、音楽担当で
続編が作られてるんですが
これもね~
クリーチャー度、お色気度が
ダダ下がりになっていて、見続けるのが更にしんどい・・・
(キャリアの長い俳優さんが何人か出てるんですけども)
(ドリフターズのコントじゃないんだから・・・「もしもこんな幽霊屋敷があったら」とか。多分そっちのほうがずっと面白いと思いますよ)
"Saturday The 14th" (1981) Trailer
"Saturday The 14th Strikes Back" (1988) Trailer
一作目のカリ・マイケルセンは
その後テレビシリーズに出ていたりしましたが
ティーンエージャーの時に
ショートフィルムへの出演作がありますね。
"Joy Ride-An Auto Theft" (1976)
教育啓蒙ビデオですね
(免許更新の際に見せられる動画のような)
しかし、お馬鹿な映画ですよ
なんて言いながら
結局あれこれ関連作まで
観ちゃってるんですよね
自分。
真のお馬鹿がここに居る・・・